大学生の皆さん、将来のキャリアについて真剣に考えていますか?
こんにちは。公認会計士のくまの助です。
この記事では、大学生に公認会計士をおすすめする理由とそのステップを徹底解説します。公認会計士は、専門性が高く社会的地位も確立された職業です。
私自身、大学在学中に公認会計士試験に合格した経験から、公認会計士になるための具体的なステップや試験対策、そして試験後のキャリアパスについて詳しくお話しします。
また、公認会計士の実際の業務内容、さらには年収や待遇についても解説します。
大学生としての時間は限られています。その貴重な時間を最大限に活用し、安定した未来と高収入を手に入れるための第一歩を踏み出しましょう。
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・大学在学中に公認会計試験に合格。
・BIG4監査法人で監査業務に従事した後、BIG4 FASへ転職し、M&A業務に従事。
・独立開業後も、継続してM&A業務を行っている。
公認会計士を大学生におすすめする理由
公認会計士というキャリアは、大学生にとって非常に魅力的な選択肢です。
このセクションでは、公認会計士の職業が持つ独特の魅力と、なぜそれが大学生におすすめなのかを解説します。
現役の公認会計士からのメッセージ
公認会計士としてのキャリアを進むことで、高い専門性、選択肢の多様性、そして魅力的な報酬を手に入れることが可能です。
公認会計士は、企業や経済に重要な影響を与える専門知識を持ち、監査、税務、M&A、コンサルティングなど多岐にわたる分野で活躍可能です。また、年収水準も高く経済的にも満足いく選択肢です。
公認会計士としてのキャリアは、自身の能力向上と安定した高収入を両立させる素晴らしい選択肢となります。
大学生が公認会計士を目指すべき理由
公認会計士となることで、高い専門性、選択肢の多様性、高い報酬と安定したキャリアを手に入れることができます。
ただ、公認会計士試験は、司法試験、医師国家試験と並ぶ3大国家資格で、合格率は10%未満と難易度が高くなっています。
一部の天才しか合格できない試験ではありませんが、試験科目が多く、十分に時間を確保してしっかり勉強しないと合格できない試験で、大学生に向いている試験と言えます。
実際に2023年の公認会計士試験では、合格者1,544人の平均年齢は24.5歳、合格者の職業は63.5%が「学生」、「専修学校・各種学校受講生」となっています。
そのため、大学生から勉強を始めて短期で合格を目指す試験という傾向にありますし、社会人になってからだと仕事と勉強を両立するのはかなり大変になります。
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公認会計士の仕事内容と年収・処遇
公認会計士としてのキャリアは多様性に富み、様々な進路が可能です。
ここでは、公認会計士のキャリアパスの多様性にフォーカスし、それぞれのパスで期待される役割と収入について詳しく解説します。
公認会計士の業務内容
公認会計士というと、多くの方が「数字を扱う仕事」というイメージを持たれるかもしれませんが、その業務は非常に多岐にわたっています。
業務内容としては、会社の業績や財政状態を表す財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)を会社が適正に作成しているかをチェックする「監査」がメインとなります。
しかし、監査以外にも、税務やコンサルティング、M&Aや事業再生、事業会社の経理や、ベンチャー企業のCFO等、その業務範囲や選択肢は多岐にわたります。
公認会計士として活躍する場
公認会計士の活躍の場は非常に幅広く、大手監査法人はもちろん、ベンチャー企業での経営者や、公共機関での財務アドバイザーとしての役割、さらには独立開業するキャリアも考えられます。
そのため、1つの道の専門家として、その専門性を極めるのもいいですし、多岐にわたる業務を行うのも選択肢ですので、本当にいろいろな活躍の仕方があります。
年収や待遇について
公認会計士は、高度な専門性と社会的な信頼を背景に、魅力的な待遇を享受することができ、経験年数や役職に応じて、年収が大きくアップする傾向にあります。
下記は公認会計士試験に合格後、最もポピュラーな選択肢である大手監査法人へ入所した場合の年収の推移イメージです。
ご覧の通り、BIG4と呼ばれる大手監査法人(トーマツ、新日本、PwCあらた、あずさ)では、6~8年程度で管理職であるマネージャーへ昇格することができ、年収も1,000万円を超えてきます。
大学生から勉強を始めて公認会計士試験に合格した場合は、20代のうちに年収1,000万円に到達できますので、他の職業ではなかなかない待遇かと思います。
大手監査法人 職位別年収
企業規模 | 経験年数 | 年収 |
---|---|---|
スタッフ | 3~4年 | 500~700万円 |
シニアスタッフ | 3~4年 | 700~900万円 |
マネージャー | 3~4年 | 900~1,100万円 |
シニアマネージャー | 3~4年 | 1,000~1,300万円 |
パートナー/ディレクター | 1,500万円~ |
公認会計士試験の概要と合格までの期間
公認会計士試験は、医師・弁護士と並ぶ三大国家資格の一つで、非常に難易度が高いことで知られています。
上図の通り、短答式試験に合格し、論文式試験に合格することで晴れて公認会計士試験に合格となります。
その後は補習所で実務補習を受けながら、3年の実務経験を積んで、最後に修了考査に合格することで公認会計士として登録が可能となります。
試験の概要と特徴
公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験の2つの形式に分かれています。短答式試験に合格することで論文式試験を受験することが可能となります。
公認会計士試験に合格した後は、監査法人等へ就職することとなります。
業務補助として3年間の実務経験を得たのちに、実務補習所にて研修の受講、修了考査に合格することで公認会計士登録が可能となります。
公認会計士の試験制度
試験概要 | |
---|---|
受験資格 | 学歴要件等はなし |
試験制度 | 短答式試験(マーク試験) 論文式試験(記述試験) |
試験時期 | 短答式試験(5月下旬、12月上旬) 論文式試験(8月下旬) |
試験科目 | 必須科目(短答、論文共通。租税法は論文式のみ) ・財務会計論(計算・理論) ・管理会計論 ・監査論 ・企業法 ・租税法 選択科目(論文式試験のみ。下記から1科目を選択) ・経営学 ・経済学 ・民法 ・統計学 |
受験料 | 19,500円 |
合格基準 | 短答式試験 ・70%を基準として、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率で判定 ・1科目でも得点比率が40%に満たないものがあるものは不合格となることがある 論文式試験 ・52%の得点比率を基準として、公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率 ・1科目でも得点比率が40%に満たないものがあるものは不合格となることがある ・科目合格制度あり(2年間免除) |
合格率 | 合格者数:1,544名 合格率 :7.6% |
合格率とその難易度
2022年の公認会計士試験の合格率は7.6%であり、これだけを見てもその難しさが伺えます。
しかし、東大や京大等の有名大学に通っているような方しか受からない試験ではなく、正しい方法で十分な学習を続ければ、確実に合格可能な試験です。
受験生の母集団としては、旧帝、早慶、MARCH、関関同立あたりの大学群が中心であるとご理解いただければと思います。
2022年 公認会計士試験 大学別合格者数
大学 | 合格者数 | |
---|---|---|
第1位 | 慶應義塾 | 187 |
第2位 | 早稲田 | 109 |
第3位 | 明治 | 86 |
第4位 | 東京 | 57 |
第4位 | 中央 | 54 |
第6位 | 立命館 | 54 |
第7位 | 神戸 | 50 |
第8位 | 京都 | 47 |
第9位 | 同志社 | 44 |
第10位 | 一橋 | 38 |
平均的な合格までの期間
公認会計士試験の合格には、約4,000時間の勉強が必要とされています。
1日8時間の勉強を続けると、約500日でこの時間を達成することができます。多くの受験生が2~4年をかけてこの試験に挑戦しており、特に3年目で合格する受験生が最も多いとされています。
しかし、その中でも1年での合格を果たす猛者も存在します。1年で合格するためには1日12時間以上の勉強は必要になるでしょう。
これだけの勉強量を確保できるのは、大学生や、無職で勉強に専念するほかありません。
大学生におすすめの公認会計士予備校・スケジュール
大学生で公認会計士を目指したい方は「CPA会計学院」の公認会計士講座をおすすめします。
CPA会計学院をおすすめする理由はたくさんあるのですが、最大の理由はその圧倒的な合格実績です。
2022年の公認会計士試験合格者1,456名のうち、なんと606名(占有率41.6%)がCPA会計学院で勉強した方であり、公認会計士の資格スクールではNo1の合格実績となっています。
CPA会計学院とは
CPA会計学院とは、公認会計士試験に強い資格スクールであり、CPAエクセレントパートナーズ株式会社が運営母体となっています。近年、公認会計士試験の合格者を大きく増加させており、業界で話題となっている資格スクールです。
CPA会計学院の特徴は下記の通りとなります。
特徴 | |
---|---|
2023年合格実績 | 786名 |
合格占有率 | 50.9% |
受講形態 | 通学講座(+web) |
通学講座の学費(税込) | 1年スタンダードコース:680,000円 1.8年スタンダードコース:710,000円 2年スタンダードコース:780,000円 |
講師 | 大部分が会計士試験の合格者 ※法律系科目は司法試験合格者 |
教材 | 分かりやすいと評判 単元ごとに重要度を明示 |
質問・サポート体制 | 対面、Zoom 講師+チューターが常駐 |
校舎 | 新宿 水道橋 早稲田 日吉 大阪梅田 |
大学生にCPA会計学院をおすすめする理由
CPA会計学院は、公認会計士試験合格者数および合格者占有率でトップクラスの実績を持つ予備校で、2022年には、合格者数786名、合格者占有率50.9%を達成しています。
この予備校の特長は下記の通りで、高い合格実績をたたき出す基礎となっています。
- 豊富な指導経験を持つ講師陣
全ての講師は公認会計士試験の合格者で理解しやすい講義を展開しています(法律科目は司法試験合格者)
- 効率的なデジタル学習
オンライン学習システムにより、場所や時間に縛られずに勉強が可能
- 個別対応のカリキュラム
受講生一人ひとりの学力や目標に合わせたオーダーメイドの学習プランで、効果的な学びをサポート
また、今ならCPA会計学院へ資料請求をすることで、無料で簿記3級の講座(公認会計士試験入門講座)を受講することが可能となっています。
公認会計士試験への適性を図る意味でも受講してみてはいかがでしょうか。
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大学生活と公認会計士試験の勉強のバランス
大学生活と公認会計士試験の準備を両立させることは、かなりのチャレンジとなります。
このセクションでは、そのような状況でどのようにバランスを取りながら、効率的に学習を進めるかについて掘り下げていきます。
効率的な勉強の進め方とスケジュール管理
公認会計士試験の準備は、厳格なスケジュール管理と効率的な学習が必要です。
大学の講義以外の時間を有効に使い、集中して勉強することが可能です。
しかし、普通に勉強しているだけでは時間が圧倒的に足りないため、スキマ時間を有効に活用することが重要です。
大学生活の中での試験対策
公認会計士試験の準備は、大学生活に影響を与える可能性があります。
試験対策に多くの時間を割くことで、普通の大学生活を送ることが難しくなることもあります。そのため、時間管理や自己管理をすることで、学業と試験準備のバランスを取ることが求められます。
大学の講義は極力、公認会計士試験の受験科目と被るものを選択するようにしましょう。最も試験科目と大学の講義が被る可能性が高いのは商学部や経営学部、次点で経済学部や法学部となります。
このように大学の試験は効率的にパスするようにしましょう。
大学生活のバランス・犠牲について
公認会計士の勉強を始めると、確かに友人と過ごす時間やサークル活動に費やす時間が減少する可能性があります。
これは残念ながら割り切るしかありません。
まわりの友人が遊んでいる中で勉強を続けることは大変ですが、公認会計士試験に合格すれば、十分な収入も手に入りますし、飲み会も旅行も、遊びもできることが広がります。
ここは我慢して、大学生活を犠牲にして勉強しましょう。
おすすめの公認会計士試験の勉強スケジュール
公認会計士試験の勉強は、早めのスタートが成功への鍵です。
大学2年生の春から準備を始め、毎日一定の時間を設けてコンスタントに勉強することをおすすめします。夏休みや春休みを利用して集中的に学習することで、学期中の負担を減らすことも可能です。
大切なのは、自分のペースを見失わず、計画的に進めることです。
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公認会計士試験合格後のキャリアパス
試験合格後の進路選択
公認会計士の合格後、多くの人がまず監査法人への入社を選択します。
ここでは基礎的な監査や会計のスキルを磨くことができ、その後のキャリアに大きな影響を与えます。監査法人での経験を積んだ後、公認会計士は多様な進路を選択できます。
企業の経理部門や財務部門での勤務、コンサルティング会社や金融機関でのキャリア、教育分野や公共部門での職務など、専門知識を活かす選択肢は幅広いです。
公認会計士は、専門性を土台にした多彩なキャリアパスを持つため、自身の目指す進路を選ぶことが可能です。
大学生としての非常勤の働き方と収入
大学在学中に公認会計士試験に合格した場合、入社は大学卒業後となります。
就職活動自体は、8月の公認会計士試験の終了後スタートとなり、公認会計士試験の合格発表は11月中旬、入社は12月以降となるので大学生は入社までに時間があることになります。
その際、自身が内定している監査法人等で非常勤として働くことが可能となります。
その際の時給は2,500円程度で、フルで働くと月収30万円を超えますし、同時に監査実務も身に付くため非常に魅力的な働き方です。
専門性を活かした多岐にわたる業界や企業での活躍
公認会計士の監査以外の進路の選択肢は、非常に多岐にわたり、下記はその選択肢となります。
いずれの業界も公認会計士としての専門性を活かした進路であり、高い専門性が求められる業界ばかりです。
どの業界への転職を目指す場合においても、自己研鑽を継続することが重要となります。
- 経理・財務部門での勤務
- コンサルティング会社
- 税理士法人
- FAS(M&A・事業再生・不正調査等)
- PEファンド
- ベンチャー企業CFO
- 独立開業
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公認会計士を目指す大学生のよくある質問
- 大学生で公認会計士になれる人は何人くらい?
-
公認会計士試験は非常に難易度が高い試験として知られていますが、大学生合格も非常に多い試験です。
2023年の公認会計士試験では、合格者1,544名のうち大学在学中の方が652名となっています。
- 勉強はいつから始めるべきか?
-
公認会計士試験に合格するための勉強は、早ければ早いほど有利です。
大学2年生の春から学習を始めることがおすすめです。大学3年生からのスタートでも十分に間に合いますが、2年生から始めることで、より余裕を持ったスケジューリングや計画的な学習が可能となります。
夏休みや春休みを利用しての集中学習も効果的です。
- 就活への影響について
-
公認会計士試験の勉強と就活を両立させるのは確かに大変です。
しかし、公認会計士を目指す姿勢や取り組みは、多くの企業から高く評価されます。実際に、公認会計士の資格を持っている、または試験の勉強をしていることをアピールポイントとして就活に活用する大学生も多いです。
ただし、両方を完璧にこなそうとすると、どちらも中途半端になるリスクもありますので、計画的な時間管理が必要です。
公認会計士を大学生におすすめする理由を現役会計士が徹底解説 まとめ
この記事では、公認会計士を大学生におすすめする理由を解説してきました。
公認会計士になるためには、長期間の努力が必要です。試験の難易度は高いですが、目標に向かって着実に努力することで、その夢は実現可能です。
目標を明確にし、それを達成するための計画を立てることが成功の鍵です。勉強計画を立て、時間管理を徹底することで、効率的に学習を進めることができます。
公認会計士を目指す大学生にとって、CPA会計学院はおすすめです。圧倒的な合格実績で受験生を合格に導いてくれます。
今なら資料請求を行うことで簿記3級相当の講座を無料で受講することが可能なので、公認会計士に興味がある方は、資料請求してみてください。
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成功への道は一直線ではありませんが、持続的な努力と学習への情熱があれば、目標は達成できます。
困難に直面しても諦めず、自身の夢に向かって前進し続けることが大切です。
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