MENU
くまの助
公認会計士
【ブログ】
公認会計士やFASの転職や、簿記や公認会計士の勉強について解説する簿記・ファイナンスブログを運営。
【経歴】
大学在学中に公認会計士試験に合格。BIG4 監査法人へ入社し監査業務に従事したのち、BIG4 FASへ転職してM&A業務に従事。その後、独立して継続してM&A業務に従事している。
カテゴリー

FAS向け転職エージェントと転職難易度・対策を解説

  • URLをコピーしました!
  • FASへの転職は難しい?
  • FASへの転職難易度を下げるには?
  • FASへの転職するために利用する転職エージェントは?

こんにちは。公認会計士のくまの助です。

FASへの転職を検討しているものの、FASの転職難易度が高くて転職を躊躇している方もいらっしゃるかと思います。

この記事では、FASへの転職を検討されている方にFAS向けの転職難易度と対策を解説するとともに、おすすめの転職エージェントを解説します。

この記事を読むことで、ご自身にとってのFASへの転職難易度を理解したうえで、対策を検討することが可能となります。

くまの助

FASで多数面接官を経験しましたので、その経験を踏まえて解説します!

FAS業務に関する経験の有無、公認会計士、USCPA等の資格を保有しているかどうかでFASへの転職難易度が変わります

これは希望する部門や業務にもよるため、部門ごとに転職難易度を示すと以下の通りです。

財務DD部門の転職難易度

スクロールできます
資格の保有状況FAS経験のある方FAS経験のない方
公認会計士監査実務経験があれば低~中
USCPA等の外国公認会計士監査実務経験があれば中
税理士中~高
それ以外の方低~中

FA、VAL、コンサル部門の転職難易度

スクロールできます
資格保有者FASや類似業務の経験がある方FAS経験のない方の難易度
公認会計士、USCPA等
それ以外の方

また、FASへの転職するためには対策が必要となってきますが、この記事で紹介している対策方法は以下の通りです。

FASへ転職するための対策
  • M&A業界・希望業務の勉強をする
  • 転職エージェントに登録して情報収集
  • カジュアル面談に申し込む

特に公認会計士の方は油断して、M&A業界や業務のことをあまり勉強せずに、面接で落とされるパターンが多いので、しっかり対策して挑みましょう

未経験でFASに挑戦する方は、徹底的に情報収集してから挑むことをオススメします。

情報収集にあたっては、以下の転職エージェントも参考にしてください。

FAS向けの転職エージェント おすすめ2選

FASやM&Aマーケットの情報を収集するために、FAS向けの転職エージェントとして公認会計士の方は、マイナビ会計士+ビズリーチ、公認会計士以外の方はビズリーチの利用をおすすめします。

マイナビ会計士、ビズリーチともに担当者や、ヘッドハンターが非常にFAS業務に詳しく、M&A業界やFASの業務内容、転職マーケットの状況を非常に詳しくに教えてもらえます。

転職活動では、情報を入手して対策できるかで、成功確率が変わるので、情報を入手するために転職エージェントをうまく活用することをおすすめします。

【関連記事】
公認会計士向けのおすすめの転職エージェントの記事はこちら>>

この記事の著者

くまの助(Twitter

公認会計士

・大学在学中に公認会計試験に合格。
・BIG4監査法人で監査業務に従事した後、BIG4 FASへ転職し、M&A業務に従事。
・独立開業後も、継続してM&A業務を行っている。

プロフィール詳細はこちら

目次

FASの転職難易度

FASの転職難易度

FASの転職難易度は、以下の要素によって変わってきます。

また、希望する業務によっても難易度が変わりますので、詳細は以下で解説します。

財務DD部門(トランザクションサービス)の転職難易度

スクロールできます
資格の保有状況FAS経験のある方FAS経験のない方
公認会計士監査実務経験があれば低~中
USCPA等の外国公認会計士監査実務経験があれば中
税理士中~高
それ以外の方低~中

財務DD部門(トランザクションサービス)の転職難易度

スクロールできます
資格の保有状況FAS経験のある方FAS経験のない方
公認会計士監査実務経験があれば低~中
USCPA等の外国公認会計士監査実務経験があれば中
税理士中~高
それ以外の方低~中

FAS転職難易度 公認会計士・USCPAの方

公認会計士・USCPAで監査の実務経験が4~5年程度ある方であれば、FASの転職難易度は高くありません。

もちろんFAS経験があれば、より転職可能性は高くなります。

ただ、FAS経験のある公認会計士・USCPAの方は、なかなかいないので、監査の実務経験だけで十分です。

くまの助

転職希望者は、FAS未経験の公認会計士の方が多いです!

ただし、これは財務DD(デューデリジェンス)を担当する部門の話です。

FASでは、財務DD以外にも、ファイナンシャルアドバイザリー業務や、バリュエーション業務、コンサル業務も行っています。

これらの部門を希望する場合は、公認会計士やUSCPAでも監査経験をあまり活かせないため、それほど有利にならないので注意してください。

FASへの転職を希望され公認会計士の方はマイナビ会計士に登録して、情報収集してみてください。転職エージェントがかなりFAS業界に詳しく、詳細な情報を入手可能です。

\ 最短1分で簡単に登録 /

登録後も手数料は一切かかりません

公認会計士・FASの転職についてはこちらも参考にしてください。

FAS転職難易度 公認会計士以外の方

公認会計士やUSCPAでない方は、前職や希望する部門によって、難易度が大きく変わります。

希望する部門別(ファイナンシャルアドバイザリー、バリュエーション、コンサル別)に転職難易度を説明します。

ファイナンシャルアドバイザリー部門への転職難易度

ファイナンシャルアドバイザリー部門では、証券会社やメガバンク等が行っている業務を行います。

具体的には、M&A案件の組成、買い手候補の選定、初期検討、DDのとりまとめ、株式価値評価、契約サポート、交渉、クロージングサポート等です。

ファイナンシャルアドバイザリー業務を行うのに資格等は不要ですが、前職で同種の業務経験があることが応募要件になっていることが多いです。

そのため、前職で業務経験があれば転職難易度は高くなってしまいます

バリュエーション部門への転職難易度

バリュエーション部門では、株式価値評価や無形資産評価、財務モデリング等の業務を行います。

また、BIG4のFASであれば、監査の一環として、他のファームのバリュエーションレポートのレビューを行うこともあります。

バリュエーション業務の経験があれば有利ですが、業務経験がなくても、金融機関で投融資管理をされていた方事業会社で経営企画や経理で投資管理、子会社管理をされていた方、公認会計士の方であれば転職可能となります。

コンサル部門への転職難易度

コンサル部門では、ビジネスDDやPMI(買収後の統合業務)の業務を行います。

そのため、前職でコンサルティング業務をされていた方や、事業会社でM&Aを経験された方であれば、転職可能となります。

一方で、ビジネスDDもPMIもコンサル特有の思考力や調査能力、プロジェクトマネジメント経験が必要となるため、前職でコンサル経験やM&A経験がなければ、どうしても難易度が高くなってしまいます。

BIG4 FASへの転職を希望される公認会計士以外の方はビズリーチに登録して、情報収集してみてください。転職エージェントがかなりFAS業界に詳しく、BIG4 FASの詳細な情報を入手可能です。

\ 無料で会員登録 /

有料サービス「プレミアムプラン」を無料体験

BIG4 FASの転職難易度

BIG4 FASの転職難易度ランキングを紹介します。

FASに転職を希望するのであれば、BIG4 FASは選択肢に入ると思いますので、まずはBIG4 FASを紹介した上で、転職難易度を比較したいと思います。

BIG4 FASとは?

BIG4とは、世界中でサービスを展開している4大会計事務所(DTFA、PwC、KPMG、EY)を指します。

いずれのBIG4も監査、税務、コンサル、FAS業務を中心にビジネスを展開しているのですが、今回はFAS業務を提供している会社を紹介します。

BIG4 FASは以下の通りです。

BIG4 FAS
  • デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(DTFA)
  • PwCアドバイザリー
  • KPMG FAS
  • EY SC(EY ストラテジーアンドコンサルティング)

BIG4 FASの転職難易度を比較

BIG4 FASの転職難易度を従業員の口コミをもとにランキングにより比較します。

データとしては、転職会議の従業員の口コミを使用した比較となります。

スクロールできます
順位社名入社難易度
1PwCアドバイザリー4.3
2EY SC3.7
3DTFA3.4
4KPMG FAS3.3
出典:転職会議

このデータは、実際に在籍している従業員の口コミに基づくデータであるため、BIG4間の転職難易度を比較したわけではないですが、参考にはなるのではないでしょうか。

BIG4 FASの応募要件で転職難易度を分析

BIG4 FASのうち、参考としてDTFAの応募要件を下表に記載しております。他のBIG4もほぼ同様の要件となっており、公認会計士やUSCPA、税理士等の有資格者か、M&Aやコンサルティング業務経験者が応募資格となっています。

そのため、資格のない方や、業務経験がない方にとっては、転職難易度が高くなっています。

スクロールできます
DTFAの主な応募資格
M&Aアドバイザリー(CFA)投資銀行、金融機関、M&Aブティック、PEファンド、コンサルファームでM&A経験のある方
事業会社や金融機関の経営企画、財務部門でM&A関連業務経験者
監査法人、税理士法人などで監査、財務分析、コンサル業務経験者
戦略コンサルティングファーム経験者 等
M&Aトランザクションサービス財務DD業務等の経験がある方
監査法人における監査実務経験者
事業会社における経理や会計財務、事業管理・事業投資・経営企画部門での実務経験者
投資銀行等におけるリサーチアナリスト・財務分析業務の経験者
FAS系ファームにおけるFAS業務経験者(M&A・再編・バリュエーション業務系)
日系・外資系問わず金融機関でのM&A実務者や法人向けの審査部門の経験者
コンサルファームにおけるコーポレートファイナンス関連実務経験者
投資ファンドでの価値向上支援の実務経験者
バリュエーション&モデリングM&Aや企業価値評価に関心があり、以下のご経歴の方
銀行・証券・保険等にて企業・産業等の分析業務や投融資・管理の経験者
財務経理、経営企画部やM&A関連業務経験者。投融資・子会社管理の経験者、なお可
公認会計士(試験合格者含む)
戦略コンサルティングファーム経験者
※統計・定量分析の経験、なお可(含、理工系の経歴)
※証券アナリストやCFA等の有資格者歓迎
ストラテジーコンサルティング業務の経験者
事業会社でのM&A実務経験者(経営企画部や事業部門でのM&A関連業務やPMI経験、事業管理経験等)
※コンサルティング会社、PEファンド、投資銀行、会計事務所等での業務経験歓迎
※製造業やテクノロジー業界などの各インダストリー等での業務経験者歓迎
事業再生アドバイザリーファーム、PEファンド、銀行・証券会社等において、下記の職務経験を有する方
 ・再生関連業務(コンサルティング、投融資等)
 ・M&A関連業務
 ・ファイナンス業務
 ・調査・審査業務

戦略コンサルティング会社等において、下記の職務経験を有する方
 ・戦略策定および戦略実行支援
 ・チェンジマネジメント(ミドルマネジメント層の育成)支援
 ・PDCAサイクルの構築支援
 ・オペレーションの改善業務
 ・PMI(post-merger integration)関連業務

事業会社において、下記の職務経験を有する方
 ・財務・経理
 ・経営企画・関連会社統括・海外事業統括等

公認会計士(USCPAを含む)・税理士・弁護士の資格を有し、当該資格に係る実務経験を有する方 

FASの転職難易度を下げるための対策

FASの転職難易度を下げるための対策

FASへの転職難易度は、上記の通り、部門や業務経験の有無で変わりますが、どんな方にも共通する転職対策がありますので、紹介します。

FASへ転職するため対策は、以下の3つです。

FASへ転職するための対策
  • M&A業界・希望業務の勉強をする
  • 転職エージェントに登録して情報収集
  • カジュアル面談に申し込む

対策① M&A業界の勉強をする

対策の1つ目はM&A業界や、M&A業務の勉強をすることです。

私は、FAS在籍時に面接を担当することも多かったのですが、M&A業務に興味があるという割には、M&A業界や業務について勉強していない方が一定数いらっしゃいました。

M&Aの本は、たくさん市販されており、1~2冊読めばどのような業務をするのか概要がつかめます。

ご自身が興味がある内容については、読んでみるのがおすすめです。

下記に各業務ごとのおすすめの書籍リンクを貼っていますので、参考にしてください。

財務デューデリジェンス

財務デューデリジェンスの実務は、財務DDの目的や手続きが一通り網羅されており、専門的ではありますが、転職後も十分に使える内容となっています。

ファイナンシャルアドバイザリー

買収先の選定から、DD、株式価値評価、契約締結、クロージングまで、M&Aの一連のプロセスが非常に分かりやすく記載されている。

ファイナンシャルアドバイザー以外の部門を希望する方も、M&Aプロセスを理解するためにはこの本がおすすめ。

バリュエーション

複雑でアカデミックになりがちなバリュエーションの書籍であるが、非常に分かりやすく記載されており、初学者におすすめ。BIG4のバリュエーション実務を学ぶことができます。

コンサル(ストラテジー)

ビジネスDDの進め方から始まり、分析手法やアウトプットイメージ、他のDDとの連携まで網羅的に記載されており、転職後も実務の使用に耐えうる構成になっています。

下記の書籍は、PMIの基本的な内容が分かりやすく解説されていますので、PMIの基本書としておすすめです。

対策② FAS向け転職エージェントに登録

対策の2つ目は転職エージェントに登録して情報収集することです。

上記の書籍でM&A業界や業務の内容を勉強するのもいいですが、FASの転職に強いエージェントから直接話を聞くこともオススメです。

転職エージェントによっては、担当者がFAS経験者ということもあるので、エージェントに登録して直接話を聞いてみることをオススメします。

【関連記事】
転職エージェントの詳細な比較記事はこちら>>

対策③ カジュアル面談に申し込む

対策の3つ目は、カジュアル面談を申し込むことです。

カジュアル面談は、聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、面接とは別に、面接希望の会社の方から直接会社の業務や組織、人事制度について聞くことができます。

興味がある会社については、積極的にカジュアル面談を申し込んでみましょう。

なお、カジュアル面談の申し込みはエージェント経由で行ってもらえるので、その意味でも転職エージェントへの登録はオススメです。

FASへの転職を希望される場合、公認会計士の方はマイナビ会計士、公認会計士以外の方はビズリーチに登録して、情報収集してみてください。いずれも転職エージェントがかなりFAS業界に詳しく、FASの詳細な情報を入手可能です。

\ 最短3分で登録完了 /

無料登録でFASへ転職!

\ 無料で会員登録 /

有料サービス「プレミアムプラン」を無料体験

FAS向けの転職エージェント

FAS向けの転職エージェント

FAS向けのおすすめ転職エージェントは以下の通りです。

FASやM&Aマーケットの情報を幅広く収集するために、公認会計士の方はサポートがマイナビ会計士+ビズリーチ公認会計士以外の方はビズリーチの利用をおすすめします。

FAS向けの転職エージェント

①マイナビ会計士

マイナビ会計士は、公認会計士専門の転職エージェントであり、業界専門のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。

FASをはじめ、公認会計士向けの非公開求人を多数保有している点に特徴があります。

私も、マイナビ会計士を利用していましたが、担当の方がFAS業界にかなり詳しく、BIG4の動向や転職マーケットの状況を含めて、かなり詳細に話を聞くことができました。

やはり、担当者の方が業界に詳しいことは重要です。

また、マイナビ会計士は、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策等のサポートがしっかりしており、転職初心者の方におすすめの転職エージェントです。

マイナビ会計士に興味がある方は、以下から登録してみてください。

\ 最短1分で簡単に登録 /

登録後も手数料は一切かかりません

②ビズリーチ

ビズリーチは、CMでもおなじみですが、ハイクラスの転職を目指す人におすすめの転職エージェントです。

幅広いハイクラスな求人がヘッドハンターから届きます。もちろんFASも含まれています。

私もビズリーチに登録していたのですが、ヘッドハンターにはBIG4 FAS出身の方や、投資銀行やPEファンド専門も方も含まれており、FAS業務やM&Aについて、かなり詳しい話を聞くことができます。

ビズリーチに興味がある方は、以下から登録してみてください。

\ 無料で登録可能 /

有料サービス「プレミアムプラン」を無料体験

【関連記事】
公認会計士向けのおすすめの転職エージェントの記事はこちら>>

FAS向け転職エージェントを利用するメリット

公認会計士向け転職エージェントをおすすめする理由【概要】

FAS向けの転職エージェントをおすすめする理由は、以下の通りです。

公認会計士向けの転職エージェントを利用するメリット
  • 情報収集が可能
  • FAS・M&A業界に詳しいアドバイザーが在籍している
  • 転職のアドバイスがもらえる
  • 企業との調整・交渉代行してもらえる

上記のメリットがあるため、転職エージェントを利用して効率的な転職を行うことをおすすめします。

以下では、詳細な理由を説明していきます。

情報収集

転職は求人情報を含め、情報収集がカギとなります。

転職マーケットには非公開求人がたくさんあるため、転職エージェント経由で情報を入手するのが一番早く、確実です。

業界に詳しいアドバイザーが在籍

転職エージェントには、業界に詳しいアドバイザーが在籍しています。

FAS業務は専門性が高く、ニッチであるため、FAS・M&A業界に特化した転職エージェントを利用することが情報収集の観点から重要となります。

転職のアドバイスがもらえる

転職エージェントに登録することで、転職のアドバイスがもらえます。

アドバイスの範囲は、ご自身のキャリアの相談にはじまり、職務経歴書の添削や、面接対策、応募する企業・業界の情報等、多岐にわたります。

企業との調整・交渉の代行

転職する際は、複数社に応募するのが一般的かと思います。

ただ、書類提出や、面接の日程調整等を現職の仕事もある中で、すべて自分で行うと結構大変です。

地味ではありますが、これをすべて転職エージェントでやってもらえるとかなり楽になります。

また、内定後の雇用条件についても交渉を行ってもらえます。

転職に失敗しないための転職エージェント利用の留意点

転職エージェントの利用にあたっての留意点

FASは一般的に高収入ですし、専門性が高いスキルを身につけることが可能となります。その一方で、労働時間が長くストレスがかかることも多いので、人によっては向き不向きがある転職先となります。

そのため、転職エージェントを利用して情報収集を行い、転職に失敗しないようにしましょう。

転職する理由を明確にしておく

転職エージェントは、基本的に求職者の方の希望を叶えるような求人を探してくれます。ただし、転職の目的がはっきりしていないと、紹介してもらう求人がぶれてしまいます

そのため、自分がなぜFASに転職したいのかをはっきりさせておくことが重要です。

FASへの転職理由 例
  • M&Aや再生業務に興味がある
  • 高い専門性を身につけたい
  • もっとバリバリ働きた
  • 1,000万円以上の年収がほしい

転職エージェントが転職を急がせてくることがある

転職エージェントが報酬は、求職者が転職することで初めて報酬が発生します。そのため、転職できそうな求人を勧めてくることがあります。特にFASは年収や転職エージェントへの手数料率が高いため、FAS希望を伝えると積極的に転職を勧められることが多いです。

この点は要注意で、自分の希望に合わない求人は、はっきりと断るようにしましょう

転職エージェントの報酬の仕組み
転職エージェントの報酬は、求職者が採用された場合に、転職先から年収の30%程度が成功報酬として支払われます。この仕組みにより、エージェント登録料が無料となっています。
※転職エージェントや会社によって料率が異なります

転職エージェントのアドバイスの質は担当者次第

転職エージェントに登録すると担当者についていただけます。ただ、アドバイスの質は担当者しだいです。ひどい場合は、会計士業務やマーケットも分かっておらず、満足のいくアドバイスをもらえないこともあります。

面談をしてみて担当者と合わないと思ったら、遠慮なく担当者に交代してもらうか、別の転職エージェントを利用するようにしましょう。

転職エージェントの利用の流れ

転職エージェントの利用の流れ

転職エージェントを利用する流れの全体像は以下のイメージです。

STEP
転職エージェントの登録

転職エージェントのサイトに個人プロフィール、職務経歴、希望求人等を登録します、

STEP
転職エージェントと面談

転職エージェントと面談します。このタイミングで、履歴書や職務経歴書が必要なこともありますが、面談後の提出でも問題ありません。

STEP
転職エージェントから求人案件の紹介

面談結果に基づき、エージェントから求人案件が紹介されます。

STEP
履歴書・職務経歴書の作成

履歴書・職務経歴書を作成し、エージェントに添削・アドバイスをもらいます。

STEP
応募・面接

希望の求人があれば、書類提出、面接に進みます。なお、日程調整等はエージェントが実施してくれます。

STEP
内定獲得・条件交渉

内定を獲得したら、エージェント経由で給与等の条件交渉を行います。
交渉が成立した無事入社となります。

転職エージェントは希望の求人を見つける観点、情報収集の観点から、複数登録をおすすめします。

自分の履歴書や職務経歴書を作成するのは、結構手間ですが1つ作ってしまえば、他の転職エージェントにも利用できるので、複数社登録するのに手間はかかりません。

①転職エージェント・転職サイトへの登録

転職エージェントに登録することから始まります。

ここで必要な登録情報は、転職エージェントのサイトによって異なります。

基本的な個人情報(生年月日、住所、現職、希望の勤務地等)の登録はマストです。

転職エージェントのサイトによっては、このタイミングで職務経歴等の登録まで必要なものもあります。

②転職エージェントと面談

次は、転職エージェントとの面談となります。

この面談では、以下のような内容を質問されます。

転職エージェントとの面談内容
  • 自己紹介
  • 今までの経歴、現在の業務内容
  • 転職理由や目指すキャリア
  • 転職先への希望条件
  • 求人案件の紹介

転職エージェントとの面談の流れは以上の通りとなります。

③転職エージェントから求人紹介

続いては、転職エージェントから求人情報の紹介となります。

面談後に希望に叶う求人案件が出てくれば、適宜、紹介してもらえます

④履歴書・職務経歴書作成

続いて、履歴書・職務経歴書の作成を行います。

履歴書・職務経歴書を作成すると、転職エージェントでチェック・添削をしてもらえます。

また、転職未経験で、職務経歴書の作成に慣れていない方むけに、転職エージェントのサイトで、職務経歴書の作成方法が紹介されています。

⑤応募・面接

希望の求人があれば、転職エージェントのお願いして、会社に応募してもらいます。

面接の日程調整等や、会社とのやり取りは基本的にすべて転職エージェントで実施していただけます。

その後は面接という流れになります。

その会社の面接の傾向や対策も転職エージェントから教えてもらえます

面接が終われば、転職エージェントの方にフィードバックをして、あとは結果を待つのみです。

⑥内定獲得・条件交渉

面接がうまくいくと会社から内定を獲得でき、その後は条件交渉にうつります。

内定の連絡も、その後の条件交渉も基本的には、転職エージェント経由で行います。

特に条件交渉は、直接言いにくいこともあるので、この点はおすすめです。

FAS向け転職エージェントと転職難易度・対策を解説 まとめ

FAS向け転職エージェントと転職難易度・対策を解説

この記事ではFASの転職難易度とその対策について解説しました。

FASは、転職を希望される方の状況によって転職難易度が大きく変わります。

そのため、ご自身の状況を理解した上で、対策を立てましょう。

希望業務別の転職難易度は以下の通りです。

財務DD部門の転職難易度

スクロールできます
資格の保有状況FAS経験のある方FAS経験のない方
公認会計士監査実務経験があれば低~中
USCPA等の外国公認会計士監査実務経験があれば中
税理士中~高
それ以外の方低~中

FA、VAL、コンサル部門の転職難易度

スクロールできます
資格保有者FASや類似業務の経験がある方FAS経験のない方の難易度
公認会計士、USCPA等
それ以外の方

また、FASへの転職するための対策は以下の通りです。

FASへ転職するための対策
  • M&A業界・希望業務の勉強をする
  • 転職エージェントに登録して情報収集
  • カジュアル面談に申し込む

特に公認会計士の方は油断して、M&A業界や業務のことをあまり勉強せずに、面接で落とされるパターンが多いので、しっかり対策して挑みましょう

未経験でFASに挑戦する方は、徹底的に情報収集してから挑むことをオススメします。

情報収集にあたっては、以下の転職エージェントも参考にしてください。

FASやM&Aマーケットの情報を収集するために、公認会計士の方はマイナビ会計士+ビズリーチ公認会計士以外の方はビズリーチの利用をおすすめします。

\ 最短3分で登録完了 /

無料登録でFASへ転職!

\ 無料で会員登録 /

有料サービス「プレミアムプラン」を無料体験

PVアクセスランキング にほんブログ村
くまの助
公認会計士
【ブログ】
公認会計士やFASの転職や、簿記や公認会計士の勉強について解説する簿記・ファイナンスブログを運営。
【経歴】
大学在学中に公認会計士試験に合格。BIG4 監査法人へ入社し監査業務に従事したのち、BIG4 FASへ転職してM&A業務に従事。その後、独立して継続してM&A業務に従事している。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次