こんにちは。公認会計士のくまの助です。
- 仕訳を覚えられない
- 総合問題が解けない
- 集計ミス等のケアレスミスをする
- 時間がない 等
簿記検定や公認会計士・税理士試験の勉強をしていて、上記のような悩みはありませんか?
これらは、初心者に限らず簿記を勉強する方によくある悩みです。
簿記は慣れるまでが難しいです。。
そもそも、簿記に必要な計算は四則計算レベルなのに、問題を解けないのはなぜでしょうか?
- 専門用語が多く、取引をイメージしにくい
- 簿記・会計の考え方が難しい
- 仕訳や、総合問題の問題演習不足
この記事では、私の公認会計士や簿記検定の受験経験を活かして、効果的・効率的に簿記の学習を進める方法をお伝えします。
- なぜその仕訳になるか説明できるまで理解する
- テキスト・問題演習の回転率をあげる
- 自分なりの下書きパターンを確立する
この勉強法で簿記2級は100点合格、公認会計士試験の全国模試で成績上位3%に入りました。
詳細は、以下で説明します。
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くまの助(Twitter)
・大学在学中に公認会計試験に合格。
・BIG4監査法人で監査業務に従事した後、BIG4 FASへ転職し、M&A業務に従事。
・独立開業後も、継続してM&A業務を行っている。
公認会計士が教える簿記の勉強法
私がおすすめする簿記の勉強法とは、以下のSTEPで勉強することです。
公認会計士試験、税理士試験、簿記検定であっても、成績を伸ばす方法は共通です。
なぜその仕訳になるか人に説明できるぐらい理解することで、簿記・会計の考え方を身につけます
テキストの例題、問題演習を通じて、理解したものを自分でアウトプットできるようにします
問題集や過去問を半分の時間で満点を取れるまで繰り返すことで、解法パターンの定着、計算スピードを図ります
①なぜその仕訳になるか説明できるまで理解する
仕訳は、発生した取引ごとに、勘定科目・金額を整理して借方・貸方に記録することです。
そのように仕訳を切るには必ず理由が存在します。
そのため、なぜその仕訳になるかを理解することが非常に重要です。
では、どうすれば理解したことになるでしょうか?
目安としては、なぜその仕訳になるか人に説明できるぐらいまで理解することです。
ここまで理解することで、暗記量を減らせますし、忘れても理屈で仕訳を思い出すことが可能です。
減価償却費で具体例を挙げてみます。
- なぜ、一括費用処理ではなく、使用期間で費用按分するのか?
- 償却方法の種類とその計算方法
- 期中取得・売却の場合はどのように処理するのか?
このあたりを自分で説明できるようになれば、十分に理解できていると言えるでしょうし、減価償却費の計算は忘れにくくなっていると思います。
テキスト・問題集の回転率を上げる
ここでは、短期合格のためのテキスト・問題集(過去問含む)の使い方をお伝えします。
私は、この勉強方法で、簿記2級に100点合格、公認会計士試験の全国模試で上位3%に入りました。
②-1 仕訳の処理スピードを上げるテキストの使い方
みなさん、テキストをどう使われてますか?
ここでは、オススメのテキストの使い方をお伝えします。簡単に申し上げるとテキストの回転率を上げていくことです。
- テキストの1周目、2周目は理解を重視してじっくり読む
- 3周目からは徐々にスピードを上げ、最終的にはテキスト1冊を1日1回転できるようにする
- 問題集で間違ったところもテキストに反映していく
この方法には以下のメリットがあります。
- 取引を見て、瞬時に仕訳を切れるようになる
- すぐにテキストを1周できるようになるため、忘れにくい
- 試験直前にテキストを1周して本番に挑める
この勉強法は、自然に計算スピードが上がり、高速でテキストを1周できるようになります。
②-2 計算力を上げる問題集・過去問の使い方
続いて、問題集・過去問はどのように使われていますか?
問題解いて答え合わせをして、間違ったところをテキストに戻ってチェックして。。。
もちろんこれは重要で、絶対に必要です。ただ、まだ足りません。
ここでは、計算力を上げる問題集・過去問の使い方をお伝えします。
- 制限時間の半分の時間で満点が取れるまで問題集を繰り返す
実は、簿記の出題パターンは限られます。
見たことがない問題も稀に出題されますが、そんなものできなくても合否に関係ありません。
出題パターンの解法を身につけてしまえば、かなり合格に近づきます。パターン慣れで、8~9割ぐらい取れてしまいます。
半分の時間で満点を取れるまで問題を繰り返せば、解法パターンは自然と身につき、計算スピードがあがっていきます。
繰り返し解く問題を絞って、何回も繰り返しましょう!
答えを覚えてしまうので意味がないと思われるかもしれませんが、2回目でも満点とるのは結構難しいはずです。
実際やってみてください。2回目でも同じところを間違えたり、1回目で正解した仕訳を2回目で間違えたりするはずです。
③自分なりの下書きパターンを確立する
試験では白紙の計算用紙が配付されますが、下書きとは計算用紙に仕訳や計算を記載する方法です。
皆さん、総合問題(P/L、B/S、精算表等)を解く際、個別論点ごとに下書きは確立できていますか?
- 勘定科目を省略する(現金をCと表記する等)
- 仕訳は縦に並べて、桁数(,)をそろえる
- 帳簿やPL、BSに集計した仕訳は✓を付けて集計漏れを防ぐ
- 原価、在庫の計算はボックス図で解く
- 経過勘定や、資本連結はタイムテーブルで解く 等々
下書きパターンを確立することで、計算スピードがあがって、計算や集計ミスが減ります。
また、②-2.の要領で問題演習を繰り返すと、自分がミスしやすいところが分かってきます。
次回はそのミスをしないために、下書きの方法を工夫していくのです。
問題演習の回数を重ねるごとに、計算のスピード、精度があがっていきます。
簿記3級の独学勉強法 おすすめの無料講座
私が推奨する勉強法は、専門用語、簿記・会計の考え方を正確に理解していることが前提となります。
簿記は、専門用語が多く、考え方も特殊なので、講義なしで独学で勉強するとどうしても理解するのに時間がかかったり、誤解してしまうことがあります。
悩む時間の削減や、誤解を防ぐためにも、予備校等の講座を受講することをおすすめします。
下記の記事で、公認会計士講座の実績No1の予備校であるCPA会計学院が提供する無料の簿記3級講座について、まとめていますので参考にしてください。
(※公認会計士の入門講座ではありますが、簿記3級の試験範囲と同じです。)
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しっかりと簿記の専門用語、簿記・会計の考え方を理解した上で、上記の勉強法を実践すれば、簿記3級は余裕で合格できるかと思います。
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公認会計士が教える簿記勉強法 まとめ
以上が簿記の勉強法です。
簿記の勉強を難しく感じる理由は以下の通りで、どうしても慣れが必要になります。
- 専門用語が多く、取引をイメージしにくい
- 簿記・会計の考え方が難しい
- 仕訳や、総合問題の問題演習不足
簿記の試験を短期合格するためには、徹底した仕訳の理解の元、アウトプット力をあげるために、テキスト・問題演習の回転率を上げることが重要です。
- なぜその仕訳になるか説明できるまで理解する
- テキスト・問題演習の回転率をあげる
- 自分なりの下書きパターンを確立する
この方法で勉強法を実践できれば、簿記がかなり得意になりますので、是非、試してみてください。
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