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監査法人からの転職先【退職理由別おすすめ先、転職難易度を解説】

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  • 監査法人からの転職先は?
  • 各転職先はどんなに人におすすめ?
  • 転職先への転職難易度は?
くまの助

こんにちは。監査法人からFASへ転職した公認会計士 くまの助です。

この記事では監査法人から転職したいと思っている方向けに、おすすめの転職先を紹介しています。

おすすめの転職先は以下の通りです。

監査法人からの主な転職先
  • M&A系   :FAS、PEファンド、経営企画部
  • 会計・税務系 :税理士法人、財務アドバイザリー、経理部
  • 監査系    :監査法人、内部監査部門

公認会計士は、転職の選択肢が広いため、ご自身の志向にあわせて転職先を選択することが可能です。

具体的には以下の通りです。

志向別おすすめの転職先
  • ワークライフバランス重視の方  :事業会社の経理、内部監査
  • 監査が面白くない方       :M&A系、税務、財務アドバイザリー
  • 監査以外のスキル経験を積みたい方:同上
  • 独立したい方          :独立前にFAS、税務を経験するのがおすすめ
  • 職場の人間関係がつらい方    :他のBIG4や別の職種への転職もあり

転職先に迷った場合には、公認会計士におすすめの転職エージェントを利用して、話を聞いてみるのもおすすめです。

なかでも、書類作成や面接対応等のサポートが充実している会計士専門エージェントであるマイナビ会計士と、ハイクラス求人が多いビズリーチの併用がおすすめです。

担当者がかなり業界に詳しいため、転職マーケットや業界情報、業務内容について詳細に説明してもらえます。

おすすめの転職エージェント

【関連記事】:【マイナビ会計士の評判は?】実際に登録して転職した会計士が解説

【関連記事】:ビズリーチの評判に関する記事はこちら

監査法人からの転職先について、詳細に確認したい方は是非最後まで読んでみてください。

監査法人を辞めるか検討している方はこちらもご覧ください>>

※マイナビのプロモーションを含みます。

目次

監査法人からの転職先

監査法人からの転職先

公認会計士の方が監査法人から転職する場合、転職先の選択肢は多数あります。

公認会計士の魅力の1つには、業務の選択肢の広さが挙げられますので、どのような選択肢があるかを理解した上で、ご自身の志向にあった転職先を選択されることをおすすめします。

監査法人からの主な転職先

監査法人からの転職先には様々な職種がありますが、主な転職先は以下のように分類されます。

監査法人からの主な転職先
  • M&A系   :FAS、PEファンド、経営企画部
  • 会計・税務系 :税理士法人、財務アドバイザリー、経理部
  • 監査系    :監査法人、内部監査部門

続いて、それぞれの転職先を解説していきます。

監査法人からの転職先 ①M&A系

監査法人からのM&A系の転職先としては、FAS、PEファンド、事業会社の経営企画等が挙げられます。

M&Aは、会計・税務・法務等に非常に高い専門性が求められますが、公認会計士の場合は、会計の専門性を軸に転職することになります。

最も多いのが、BIG4のFASへの転職で、公認会計士で監査経験が4~5年程度あれば、M&A業務未経験でも転職可能です。

なお、FASへの転職は、得られるスキルも多いですが、監査以上に忙しくなるので、ワークライフバランスを多少犠牲にしてでも、スキルアップして、年収をアップしたい方に向いています。

くまの助

専門性や収入を求めるならば、FASがおすすめです。

監査法人からの転職先 ②会計・税務系

会計・税務系の転職先としては、税理士法人、財務アドバイザリー、事業会社の経理部があげられます。

これらは、監査法人から転職される方には最もメジャーな転職先かと思います。

将来の独立を見据えて、税務を経験しておきたいなら税理士法人。

会計スキルを活かした会計系のコンサルティングに興味があるのであれば、監査法人の財務アドバイザリー部門。

ワークライフバランスを充実したいなら経理部というところでしょうか

くまの助

会計・税務系の転職先は選択肢が多いので、転職前にご自身が希望する業務や働き方を整理しておきましょう。

監査法人からの転職先③監査系

監査系の転職先としては、他の監査法人や事業会社の内部監査部門があげられます。

監査法人を辞めたいと思っている方は、監査はもういいと思われている方もいらっしゃると思いますが、監査を継続したいと思っている方にはおすすめです。

例えば、BIG4の方はグローバルルールへの準拠や、年々増加する監査手続きに嫌気がさしている方もいらっしゃると思いますが、中小の監査法人では人がいない分、個人の裁量が大きくなる傾向にあります。

そのため、BIG4と比較すると自由に監査ができる環境があります。

また、事業会社の内部監査部門に転職した場合には、監査の経験を活かしつつも、ワークライフバランスを整えることも可能となります。

くまの助

監査は続けたいものの、働く環境を変えてみたいのであれば、BIG4監査法人から中小監査法人への転職もありです。

監査法人から転職を希望される方は、マイナビ会計士に登録して、情報収集してみることをおすすめします。転職エージェントと面談をして、ご自身の市場価値や転職可能な先を聞いておくのも将来のキャリアを検討するうえでは重要です。

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監査法人からの転職先①M&A系

公認会計士の転職は最強①M&A系

監査法人からの転職先として、M&A系の転職が考えられます。

M&A系の転職としては、FAS、PEファンド、事業会社の経営企画等が挙げられます。M&Aは、会計・税務・法務等に非常に高い専門性が求められますが、公認会計士の場合は、会計の専門性を軸に転職することになります。

最も多いのが、BIG4のFASへの転職となります。

FASには、公認会計士で監査経験が5年程度あれば、M&A業務未経験でも転職可能です。

くまの助

PEファンドや、経営企画にはFASを経由する人が多いです。

監査法人からの転職先 FAS

監査法人からのM&A系の転職先の1つ目は、FASです。

FASとは、Financial Advisory Serviceの略で、主にM&A関連業務を行う会社のことです。

FASの業務内容

FAS業務は、M&A業務がメインとなります。

FASの主な業務は以下の通りです。

主なFAS業務
  • FA(ファイナンシャルアドバイザー)
  • 財務・ビジネスデューデリジェンス(DD)
  • 株式価値評価 / 無形資産評価(PPA)
  • 財務モデリング
  • 買収後の統合業務(PMI)
  • 事業再生・再編
  • フォレンジック(不正調査)

一言にFASといっても、その業務内容は多岐にわたります。

【関連記事】
FASの業務内容に関する記事はこちら>>

FASの年収水準

FASは、M&A件数が右肩上がり伸びていることもあり、業界全体として、業績はかなり好調です

そのため、年収水準もかなり高いです。

BIG4のFASは、監査法人と比べても、職位が1ランク以上高いような給与体系となっています。

ただ、年収が高い分、監査法人よりもハードワークが求められます

スクロールできます
職位経験年数年収
スタッフ3~4年程度500~800万円
シニアスタッフ3~4年程度900~1,200万円
マネージャー3~4年程度1,200~1,800万円
シニアマネージャー3~4年程度1,500~2,100万円
ディレクター/パートナー2,500万円~

【関連記事】
BIG4 FASの年収に関する記事はこちら>>

FASで身に付くスキル

FASでは、M&A関連のスキルが身に付きますが、身に付くスキルは業務経験によります。

監査法人から転職する場合、財務DD業務に従事することが多くなります。

ずっとFASで勤務するのであれば、財務DDのスキルを磨き続けるのがいいと思います。

しかし、将来の独立を見据えるのであれば、財務DDだけでなく、株式価値評価業務や、財務モデリング等を経験するのがおすすめです。

くまの助

独立でも、PEファンドや経営企画を目指すにもFAS業務を経験するのがおすすめ!

監査法人からの転職先 PEファンド

監査法人からのM&A系の転職先の2つ目は、PEファンドです。

PEは、Private Equityの略で、PEファンドは非上場企業を買収し、バリューアップした上で売却し、売却益を得ることで利益を獲得します

このように、 M&A業務の始めから最後までの一連の業務を行う会社であるため、転職するためにはM&Aの知識が必要になってきます。

そのため、FASの次のキャリアとして、人気の転職先となります。

くまの助

ただ、PEファンドはかなり狭き門。
ライバルは、投資銀行や戦略コンサル出身の方になります。

PEファンドの業務内容

PEファンドの主な業務は以下の通りで、M&A業務の一覧の流れの通りに業務を行っていくことになります。

そのため、PEファンドに転職する前には、FASでM&A業務の一連の流れを経験しておくことがいい(特に財務モデリング、CFA業務、財務DD業務)と思います。

FASだと、財務、ビジネス等の各業務の専門家が1つの領域について深く検討するので、1つの専門能力に長けていることが重要となります。

一方、PEファンドは、少数のメンバーで投資検討を行うため、1人あたりの担当領域が広くなる傾向にあり、自身の専門領域以外のスキルも磨いていく必要があります。

主なPEファンドの業務
  • 投資案件の発掘・検討・交渉
  • DDにおける各専門家のコントロール
  • 投資採算の検討
  • 投資の実行・バリューアップ
  • 投資のモニタリング
  • 売却

PEファンドの年収水準

PEファンドの年収水準は、日本でトップクラスとなります。

また、PEファンドには、特有の給与体系としてキャリーというものが存在します。

これは、投資先を売却した際の売却益を、関与メンバー等に配分する仕組みで、貢献割合によって配分比率が変わります

そのため、一概にいくらとは言えないのですが、かなりの金額になります。

また、日系と外資でも金額は異なりますが、参考までに日系PEファンドの報酬体系を下記に示しておきます。

以下の金額にキャリーを加算した金額が大まかな年収イメージとなります。

スクロールできます
職位年収
アナリスト800~1,000万円
アソシエイト1,000~1,200万円
ヴァイスプレジデント1,200~1,500万円
ディレクター1,500~2,000万円

監査法人からの転職先 事業会社の経営企画

監査法人からのM&A系の転職先の3つ目は、事業会社の経営企画です。

経営企画の業務には、様々な業務がありますが、その中にM&A業務が含まれます。

M&Aは、その専門性からFAS経験者の採用を進めている会社が多くあります。

経営企画の業務内容

経営企画部の業務内容は以下の通りです。

M&Aを積極的に実施しているかは、会社次第ではありますが、M&A業務以外にも会社の将来の方向性を決めるような重要な業務も多く、非常にやりがいのある仕事です。

主な経営企画の業務
  • 予算策定
  • 中期経営計画の策定
  • 事業ポートフォリオの組み替え
  • M&A戦略の策定・実行
  • 新規事業
  • 子会社管理

経営企画の年収

経営企画の年収は、転職する会社の給与体系によって異なります。

ただ、一般的に経営企画は社内でも重要なポジションであることが多く、年収水準は社内では高水準になる可能性が高いです。

M&A関連業界への転職に興味のかる公認会計士の方はマイナビ会計士に登録して、情報収集してみてください。

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監査法人からの転職先②会計・税務系

公認会計士の転職は最強②会計・税務系

監査法人からの会計・税務系の転職先としては、税理士法人や財務コンサルティング会社、事業会社の経理等があげられます。

いずれも会計や税務の知識・経験を軸にした転職となります。

監査法人からの転職先 税理士法人

監査法人からの転職先として、税理士法人があげられます。

税理士法人の業務内容、年収、税理士法人で身に付くスキルは以下の通りです。

税理士法人の業務内容

税理士法人の業務内容として、BIG4の税理士法人の業務を参考にご紹介します。

なお、BIG4では大規模法人向けの税務サービスがメインとなっています。

主な税理士法人(BIG4)の業務内容
  • 税務コンプライアンス
    税務申告書の作成、税務相談、税務代行など
  • 税務コンサルティング
    M&A・組織再編に係る税務、事業承継、企業再生の税務
  • 国際税務
    国際税務、関税・間接税、移転価格税制

税理士法人の年収

税理士法人の年収は、基本的に監査法人と同様の給与体系となっております。

スクロールできます
職位経験年数年収
スタッフ4年程度500~700万円
シニアスタッフ4年程度700~900万円
マネージャー4年程度1,000~1,200万円
シニアマネージャー4年程度1,200~1,400万円
ディレクター/パートナー1,500万円~

税理士法人で身に付くスキル

税理士法人で働くことで、税務関連の知識が身に付きます。

そのため、BIG4で業務経験を積むことで、独立した際に必要な知識を身につけることができます

ただし、独立した場合のクライアントは中小企業が多くなると思いますので、独立して使わない知識もあるかと思いますが、大は小を兼ねるので、特に問題はありません。

むしろ、中小の税理士法人や会計事務所に転職することで、年収が下がる傾向にあります。

監査法人からの転職先 事業会社の経理

監査法人からの経理・税務系の転職先の2つ目は事業会社の経理です。

基本的に公認会計士の会計・税務に関する知識をフルで活かせるのは、上場会社となります。

経理の業務内容

経理の業務内容は以下の通りとなります。

主な経理の業務内容
  • 仕訳・帳簿作成
  • 原価計算
  • 月次決算
  • 四半期決算(単体・連結)
  • 年度決算(単体・連結)
  • 決算関連IR資料の作成
  • 予算策定

経理の年収

経理の年収はやはり、事業会社なので、転職する会社の給与水準に左右されます。

ただ、監査法人時代の年収を維持しようとすると、英語ができる方が有利でしょう。

監査法人からの転職先 財務コンサルティング

監査法人からの経理・税務系の転職先の3つ目は、財務コンサルティング業務です。

財務コンサルティング業界で一番の大手は、BIG4監査法人のアドバイザリー部隊です。

財務コンサルティングの業務内容

財務コンサルティング業務は多岐にわたりますが、以下のような業務が中心となります。

どの部門に所属するかによっても、関与する案件種類が異なってきますので、転職を希望するファームでどの業務に強みがあるのかを調べるようにしましょう。

主な財務コンサルティング業務
  • IFRS導入支援業務
  • 財務報告体制・プロセス構築に関するアドバイザリー業務
  • 内部統制(J-SOX、SOX)への対応業務
  • 事業リスクへのアドバイザリー業務
  • IPO支援業務
  • 公共向けコンサルティング
  • サイバーセキュリティ対策

財務コンサルティングの年収

財務コンサルティング業務でも、BIG4であれば年収水準は監査法人と同様の体系となっています。

職位経験年数年収
スタッフ4年程度500~700万円
シニアスタッフ4年程度700~900万円
マネージャー4年程度1,000~1,200万円
シニアマネージャー4年程度1,200~1,400万円
ディレクター/パートナー1,500万円~

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監査法人からの転職先③監査系

公認会計士の転職は最強②監査系

監査法人からの監査系の転職先としては、他の監査法人や、事業会社の内部監査が挙げられます。

監査法人からの転職先 別の監査法人

現在の監査法人から、別の監査法人へ転職するパターンです。

BIG4間での転職も、中小⇔BIG4間の転職もやることがそれほど大きく変わりませんが、別の環境で監査業務を経験したい方にオススメです。

監査法人の業務内容

監査法人の業務内容については、あえて説明する必要はないと思いますが、主に財務諸表監査と内部統制監査となります。

監査法人の年収

監査法人の年収は、BIG4ではどのファームも以下のような水準です。

一般的にBIG4の年収の方が、中小監査法人よりも年収が100~200万円程度高い傾向にあります。

【再掲】BIG4の職位別年収

職位経験年数年収
スタッフ4年程度500~700万円
シニアスタッフ4年程度700~900万円
マネージャー4年程度1,000~1,200万円
シニアマネージャー4年程度1,200~1,400万円
ディレクター/パートナー1,500万円~

監査法人で身に付くスキル

監査法人で監査業務を行うことで、会計スキル・監査スキルが身に付きます

上記がハードスキルとなりますが、それ以外にも監査の素晴らしい点があります。

それは、上場会社の重要な資料を見たり、組織運営を学べることです。

監査ほど、会社の様々な重要情報にアクセスできる仕事はなかなかありません。

将来、監査以外の仕事をする際にも必ず役に立つので、常に学ぶ姿勢で資料を見たり、ヒアリングを行うようにしましょう。

監査法人からの転職先 事業会社の内部監査

監査法人からの転職先として、事業会社の内部監査部門があげられます。

内部監査は、会社内部で行う監査で、業務上の不正防止や、業務の効率化を目的として実施されます。

監査法人の知識や経験を活かして、事業会社の内部監査部門に転職される方も一定数います。

内部監査の業務内容

内部監査の業務内容は、以下の通りで、公認会計士による監査と同様の流れとなります。

なお、社内の各部門を監査することになるため、社内でのコミュニケーションが非常に重要となる仕事です。

主な内部監査部門の業務内容
  • 内部監査計画の策定
  • 内部監査の実施
  • 内部監査調書の作成
  • 内部監査報告
  • フォローアップ

内部監査部門の年収

内部監査部門の年収水準は、所属する会社の給与体系に依存します。

また、内部監査部門は、その特性上、社内の他の部署のチェックを行うため、内部監査部門には、年齢やキャリアが高い方が配属される傾向にあります。

そのため、内部監査部門の年収は、他の部門と比較しても高い傾向にあります。

監査領域への転職に興味のかる公認会計士の方はマイナビ会計士に登録して、情報収集してみてください。

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監査法人の退職理由別のおすすめ先

監査法人の退職理由別のおすすめ先

監査法人を辞めたい理由は何でしょうか?

監査法人の退職理由として代表的なものは以下の通りで、いずれかに当てはまるのではないでしょうか?

監査法人からの主な退職理由
  • 監査が激務
  • 監査が面白くない
  • 監査以外のスキルや経験を積みたい
  • 独立するため
  • 人間関係がつらい

上記の退職理由ごとにおすすめの転職先を紹介します。

退職理由:監査が激務と感じる方

監査の激務に耐えきれず転職を希望する方には、事業会社への転職がおすすめです。

監査法人は激務と言われますが、BIG4の4大サービス(監査、税務、FAS、コンサル)で比較すると最も残業時間は短く、働き方改革も進んでいます

BIG4のサービス別の残業時間は以下の通りとなります(出典:OpenWork)。

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監査TAXFASコンサル
デロイトトーマツ44.0h41.6h60.4h67.2h
KPMG36.3h55.8h72.4h42.2h
PwC38.2h47.8h49.4h52.3h
EY42.9h45.1h46.8h46.8h
出典:OpenWork(2022/5/29時点)

確かに期末監査の時期の残業時間が多いのですが、上表の通り平均残業時間は他のサービスの方が多いので、ワークライフバランスを重視するのであれば、事業会社への転職をおすすめします

なお、事業会社によっては、監査法人より残業時間が多い会社もありますので、転職エージェントや口コミサイトを利用して、しっかりと事前調査を行いましょう。

退職理由:監査が面白くない方

監査法人の退職理由としては、監査が面白くないことを挙げられる方も多いのではないでしょうか。

監査は確かに財務諸表の適正性を担保するための制度としては、社会的意義のある仕事ではあります。

ただ、監査手続きとしては、証憑突合や確認状の差異調整などの作業が多くなりがちで、面白くないというのもよく聞く話です。また、毎年のルーティン作業も多いので、そのあたりは面白くないと感じる一因でしょうか。

監査が面白くないと感じる方には、M&A系や会計・税務系の転職をおすすめします。

退職理由:監査以外のスキル、経験を積みたい方

監査以外のスキルや経験を積みたい方には、M&A系や税理士法人、会計アドバイザリーへの転職をおすすめします。

これらへの職種への転職は、ご自身がスキルや経験を積みたい業種として選んでいただければよいかと思います。

いずれの職種を選んでも監査と異なる経験を得ることができます。

退職理由:独立を希望する方

独立するための監査法人から退職される方も多いでしょうか。

特に最近は、監査法人から人がたくさん辞めていることから、監査の業務委託の仕事が増えており、監査経験のみで年次の若い方が独立するケースが増えてきている印象です。

確かに監査の業務委託のみで生活には困らない年収を得ることができるため、監査経験のみでの独立も選択肢としてはあり得るのでしょう。

ただ、独立後の業務の中心が業務委託というのも長期的にはリスクがあると思いますので、独立前にFASや税務のスキルや経験を積んでおくことをおすすめします。

監査経験のみだとどうしても業務の選択肢が狭まってしまいますので、他のスキルを身につけている方が安全でしょう。

退職理由:人間関係がつらい方

監査法人の人間関係に悩んで退職する方もいらっしゃるかと思います。

一度、低い評価をつけられた場合や、パワハラ、セクハラ系の上司がいる場合は、なかなかリカバリーが難しいこともあろうかと思います。

監査法人の場合は、退職等でチームメンバーが入れ替わることも多いので1~2年程度で解消されることも多いですが、どうしても我慢できない場合は転職してしまうことも選択肢の1つです。

特段、監査がいやというわけではなければ、部署異動や、他の監査法人へ転職することも考えてもいいのではないでしょうか。他の業務に興味があれば、他職種への転職でいいかと思います。

監査から転職を希望される方は、マイナビ会計士に登録して、情報収集してみることをおすすめします。転職エージェントと面談をすることであなたのニーズにあわせた転職先候補を紹介してもらえます。

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監査法人からの転職難易度

監査法人からの転職難易度

監査法人から各転職先へ転職する際の難易度は以下のようなイメージとなります。

監査法人からFASや、税務、財務アドバイザリーに転職・転籍する場合は、監査経験が4~5年ほどあれば、問題なく転職することができるかと思います。

ただ、あまり職位があがりすぎると、転職によって年収が下がってしまうので、シニアスタッフ~マネージャーの早い段階で転職をおすすめします。

また、事業会社への転職は、転職を希望する役職にもよりますが、未経験の場合は年齢が上がると難しくなっていきますので、30歳前後での転職をおすすめします。

監査から転職を希望される方は、マイナビ会計士に登録して、情報収集してみることをおすすめします。情報収集を怠ると即転職の失敗につながりますので、転職では事前の情報収集が非常に重要となります。

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監査法人から転職するための転職エージェント

監査法人から転職するための転職エージェント

監査法人から転職するための転職エージェントとしては、マイナビ会計士とビズリーチがおすすめです。

おすすめの転職エージェント

マイナビ会計士は、会計士専門の転職エージェントであるため、会計士向けの幅広い求人を紹介してもらえます。

一方で、ビズリーチは、求人の1/3の年収1,000万円超のハイクラス求人であるため、ハイクラス求人を求めて転職する方にはおすすめの転職サイトとなります。

それぞれの特徴は以下で詳細に解説します。

①マイナビ会計士

マイナビ会計士は、公認会計士専門の転職エージェントであり、業界専門のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。

公認会計士向けの非公開求人を多数保有している点に特徴があり、また転職サポートも手厚いため、利用者の顧客満足度も95%となっています。

私も、マイナビ会計士を利用していましたが、担当の方が会計士の転職マーケットについてかなり詳しくBIG4の動向や転職マーケットの状況を含めて、かなり詳細に話を聞くことができました

やはり、担当者の方が業界に詳しいことは重要ですので、会計士の方は登録しておいても損はないエージェントだと思います。

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>>関連記事:【マイナビ会計士の評判は?】実際に登録して転職した会計士が解説

②ビズリーチ

ビズリーチは、CMでもおなじみですが、ハイクラスの転職を目指す人におすすめの転職エージェントです。

ハイクラスな求人が幅広く、ヘッドハンターから届きます。

私もビズリーチに登録していたのですが、ヘッドハンターには事業会社やコンサル出身の方、投資銀行やPEファンド専門も方も含まれており、ご自身が希望する業界についてかなり詳しい話を聞くことができます。

ただ、担当者が付いてくれるわけではないため、転職初心者の方は、マイナビ会計士との併用をおすすめします。

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公認会計士向けの転職エージェントに関する記事はこちら>>

監査法人からの転職先 まとめ

監査法人からの転職先 まとめ

この記事では監査法人から転職したいと思っている方向けに、おすすめの転職先を紹介してきました。

おすすめの転職先は以下の通りです。

監査法人からの主な転職先
  • M&A系   :FAS、PEファンド、経営企画部
  • 会計・税務系 :税理士法人、財務アドバイザリー、経理部
  • 監査系    :監査法人、内部監査部門

公認会計士は、転職の選択肢が広いため、ご自身の志向にあわせて転職先を選択することが可能で、志向別の転職先は以下の通りです。

志向別おすすめの転職先
  • ワークライフバランス重視の方  :事業会社の経理、内部監査
  • 監査が面白くない方       :M&A系、税務、財務アドバイザリー
  • 監査以外のスキル経験を積みたい方:同上
  • 独立したい方          :独立前にFAS、税務を経験するのがおすすめ
  • 職場の人間関係がつらい方    :他のBIG4や別の職種への転職もあり

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くまの助
公認会計士
【ブログ】
公認会計士やFASの転職や、簿記や公認会計士の勉強について解説する簿記・ファイナンスブログを運営。
【経歴】
大学在学中に公認会計士試験に合格。BIG4 監査法人へ入社し監査業務に従事したのち、BIG4 FASへ転職してM&A業務に従事。その後、独立して継続してM&A業務に従事している。

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