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PwCアドバイザリー(FAS)の年収と難易度を解説【平均年収1,000万円】

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くまの助

こんにちは。
BIG4 FAS出身の公認会計士 くまの助です。

FAS(ファイナンシャルアドバイザリーサービス)への転職を希望している方で、上記のようにお考えの方はいらっしゃいませんか?

この記事では、PwC FAS(PwCアドバイザリー)について、他のBIG4 FASの年収(DTFA、KPMG、EY)・激務度を比較しています。また、PwCアドバイザリーへの転職難易度を応募要件から分析しています。

結論として、PwC FASの平均年収は998万円、平均残業時間は47.2時間/月となっています。

記事では、年収、激務度、転職難易度のデータの解説や、他のBIG4 FASとの比較を行っていますので、PwCアドバイザリーに興味がある方は、最後までご覧ください。
関連記事①:KPMG FASの年収、激務度、転職難易度を解説
関連記事②:DTFA(デロイトFAS)の年収、激務度、転職難易度を解説

くまの助

私もBIG4 FASに転職して1年で年収は1,000万円超えました。
(ただ、残業時間も70時間/月でしたが。。。)

BIG4 FASへの転職には、事前の情報収集が重要となりますので、以下のFAS向け転職エージェントも参考にしてください。
FASへの転職難易度は決して低くはありませんが、しっかりと対策をすれば、転職は決して不可能ではありません。

FAS向けの転職エージェント

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※マイナビのプロモーションを含みます。

この記事の著者

くまの助(Twitter

公認会計士

・大学在学中に公認会計試験に合格。
・BIG4監査法人で監査業務に従事した後、BIG4 FASへ転職し、M&A業務に従事。
・独立開業後も、継続してM&A業務を行っている。

プロフィール詳細はこちら

目次

PwCアドバイザリー(FAS)の年収を紹介

PwC FASの年収を紹介

PwCアドバイザリー(FAS)の年収は998万円です。

一般的な事業会社と比べてもかなりの高水準となっています。

それでは、PwCアドバイザリー(FAS)の年収の詳細を見ていきましょう。ここでは、OPENWORKと求人から年収水準を調査しています。

PwCアドバイザリー(FAS)の年収を口コミサイトで調査

PwCアドバイザリー 年代別平均年収

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平均年収年収レンジ
25歳597万円467~763万円
30歳871万円682~1,112万円
35歳1,160万円908~1,481万円
40歳1,391万円1,089~1,777万円
45歳1,607万円1,258~2,052万円
全体998万円467~2,052万円
出典:OpenWork 2022/11/13

上グラフは、PwCアドバイザリー(FAS)の年代別年収データです。

グラフの通り、平均年収は998万円、25歳の平均が597万円、30歳の平均が871万円、35歳の平均が1,160万円、40歳の平均が1,391万円、45歳の平均が1,607万円となっています。

なお、PwCを始め、BIG4では職位別に給料が決まり、年齢と年収には明確な紐づきがないため、各年代で年収のレンジはかなり広くなっています。

PwCアドバイザリー(FAS)の年収を求人で調査

続いて、PwC アドバイザリー(FAS)の年収を求人で確認していきましょう。

PwCアドバイザリー(FAS)の主な業務内容別の求人の年収を以下の通りです。

PwCアドバイザリーの求人の年収

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業務内容職位年収
M&Aアドバイザリースタッフ~シニアマネージャー600~2,000万円
ディールストラテジースタッフ~シニアマネージャー600~2,000万円
モデリングスタッフ~シニアマネージャー600~2,000万円
トランザクションサービス(財務DD)スタッフ~シニアマネージャー600~2,000万円
バリュエーションスタッフ~シニアマネージャー600~2,000万円
出典:OPENWORKの求人データ

PwCアドバイザリー(FAS)では、どの部門もスタッフからシニアマネージャーまで募集しており、年収水準は600~2,000万円となっています。

部門・職位を問わず、かなり幅広い募集がかかっているので、近年のM&A件数の増加・ニーズの拡大に伴い、規模の拡大を図っていることが推測できます。また、求人の年収上限は2,000万円と高くなっています。

続いては、口コミでの年収の内訳を見ていきます。

PwCアドバイザリー(FAS)の年収の内訳は?

PwC FASの年収の内訳は?

PwC FASの年収の給与制度と年収水準について、紹介していきます。

PwC FASの給与制度

PwC FASの給与制度は、年俸制となっており、年俸の1ヶ月分が毎月支給されます。また、年に1回業績に応じた賞与が支給されます。

PwC FASの年収の内訳を紹介

PwC FASの年収の月給と賞与の内訳は以下の通りです。

PwCアドバイザリーの年収の内訳

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職位年収月給(残業込)賞与
スタッフ500~750万円40~52万円20~160万円
シニアアソシエイト920~1,100万円60~70万円200~300万円
マネージャー1,100~1,500万円75~85万円200~400万円
シニアマネージャー1,600~1,800万円100~110万円400~600万円
出典:OPENWORKの口コミデータより、年収の内訳が分かるものをサンプルとしています(役職は一部推測を含む)

上表はサンプルデータの一部を抽出したものですが、シニアスタッフから年収1,000万円を超えてくるようです。

これは他のBIG4 FASとも共通です。上記を見る限り、他のBIG4とそれほど職位別の年収水準は変わらない印象です。

下記に記載の通り、KPMGよりは年収水準が劣りますが、十分に高水準と言える金額ではないでしょうか。

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PwCアドバイザリーの年収を他のBIG4と比較

PwC FASの年収を他のBIG4と比較

PwCアドバイザリーの年収をここまでで見てきましたが、続いては、他のBIG4の年収データを見ていきます。

BIG4 FASの年収データ

平均的なBIG4の職位別の年収データは下記の通りです。

BIG4 FASの職位別年収データ

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職位経験年数年収
スタッフ3~4年程度500~800万円
シニアスタッフ3~4年程度900~1,200万円
マネージャー3~4年程度1,200~1,800万円
シニアマネージャー3~4年程度1,600~2,100万円
ディレクター/パートナー2,500万円~

上記は、私のBIG4 FASでの勤務経験に基づき、BIG4 FASの平均的なレンジを示したものです。

次で、口コミベースでPwCアドバイザリーとBIG4の年収水準を比較してみます。

PwCアドバイザリーはBIG4 FASで年収3位

BIG4 FAS 年収ランキング

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1位
KPMG
2位
デロイト
3位
PwC
4位
EY
年収1,278万円1,056万円998万円878万円
回答者数38人125人96人245人
出典:OpenWork 2022/11/13時点

上表の通り、PwC アドバイザリーの年収を他のBIG4と比較したところ、BIG4の中で3位となっています。

KPMG FASの年収水準がBIG4の中では頭1つ抜けている印象です。この要因は、回答者数の少なさや職位に起因するところもあると思いますが、KPMG FASの口コミデータを見る限りは、ボーナスがかなり多めに出ているようです。

とはいえ、PwCアドバイザリーも約1,000万円となっており、十分高水準です。また、年齢ごとの年収水準のレンジを見る限りはデロイトとそれほど変わらないと思います(DTFAの年収水準)。

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PwCアドバイザリーは激務か?

PwC FASの激務度は?

PwCアドバイザリーの激務度を比較します。年収はKPMG FASがBIG4で最も高くなっていましたが、激務度合はいかがでしょうか?

ここでは、PwCアドバイザリーの残業時間をもとに激務度を検証していきます。

PwCアドバイザリーの平均残業時間は47.2時間/月

PwCアドバイザリーの平均残業時間は47.2時間/月となっています。

BIG4 FASはどの会社もM&Aが本業となるため、デューデリジェンス(DD)期間や、入札期限の直前に最も残業が多くなりますが、平均残業時間は47.2時間/月となっています。

このデータを見る限りは、働き方改革の影響により、徐々に残業時間が減ってきているように思います。

続いて、他のBIG4と残業時間を比較してみましょう。

PwCアドバイザリー(FAS)の激務度をBIG4と比較

PwC FASの激務度をBIG4と比較

ここでは、PwCアドバイザリーの残業時間を他のBIG4と比較していきます。

PwCがBIG4 FASの中で2番目に残業時間が少ない

下表は、OPENWORKの口コミによるBIG4 FASの残業時間を比較した表です。

BIG4 FAS 従業員の口コミによる労働環境ランキング

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1位
EY
2位
PwC
3位
デロイト
4位
KPMG
残業時間45.5h47.2h58.9h69.5h
有給消化率60.3%64.0%54.9%53.3%
出典:OpenWork 2022/11/13時点

PwCアドバイザリーの残業時間は47.2時間とEYについで、BIG4で2番目に少ない残業時間となっています。

こう比べてみるとKPMGやデロイトと比べると、PwCの残業時間は少ないと言えそうです。

PwCアドバイザリー(FAS)の転職難易度

DTFA(デロイトFAS)の転職難易度

PwCアドバイザリーの転職難易度は、過去の実務経験しだい

PwCアドバイザリーの転職難易度は決して低くはありませんが、希望するサービスラインの実務経験者や公認会計士(USCPAを含む)、税理士等の資格保有者であれば、難易度はそこまで高くはありません(PwCアドバイザリー応募資格を参照)。

下グラフの通りM&A件数は年々増加している傾向(出典:マールオンライン)にあり、取り扱い件数の増加、会社の規模拡大に合わせて積極採用を継続しているため、転職難易度は若干下がっている傾向にあります。

そのため、DTFAへ転職を希望される方は今のうちに転職してしまうことをおすすめします。

出典:マールオンライン

PwCアドバイザリーの応募資格

下記にPwCアドバイザリーのサービスライン別の応募資格を記載していますので、参考にしてください(出典:DTFA キャリア採用)。

下表の通り、各サービスラインの中途採用の応募資格は、関連業務の実務経験者、もしくは公認会計士(USCPA含む)、税理士等の資格保有者となっています。

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サービスライン業務内容応募資格
M&Aアドバイザリー・M&A戦略策定
・候補先企業の発掘
・ストラクチャー策定支援
・M&Aのプロジェクトマネジメント
・M&A交渉支援
・DD実行支援
・企業価値評価
・M&Aの各種契約書の作成支援
・メガバンク、投資銀行、証券会社、M&Aブティック、事業会社、コンサルティング会社等でM&A関連業務の経験を3年以上有する方
・クライアントリレーション能力、コミュニケーション能力を有する方
トランザクション
サービス
・財務DD
・会計ストラクチャー助言
・カーブアウトFS作成支援
・財務モデリング
・会計PMI
・デューディリジェンス、財務分析、モデリングの経験(目安:3年以上)
・監査、会計の実務経験(目安:3年以上)
・事業会社での経理・管理会計の経験(目安:3年以上)
・同業にて上記に準ずるの経験をお持ちの方は優遇(目安:3年以上)
・CPA、USCPAがあれば尚可
バリュエーション
&モデリング
・企業価値評価
・無形資産の価値評価
・有形資産の価値評価
・モデリング業務
・評価アドバイザリー
・エコノミクス(経済分析)
・銀行や証券会社、保険会社等の金融機関でValuationに近い業務を行ってきた方(3年以上)
・事業会社にて財務部門でValuation・投資評価の経験がある方(3年以上)
・監査法人にて監査業務を経験され、Valuation業務に関心がある方(減損テスト等の経験は優遇)(3年以上)
・同業他社でValuation業務を行ってきた方(2年以上)
ディールストラテジーPre M&A
・M&A戦略策定支援、投資判断支援
・フィージビリティスタディ、事業計画策定支援
On Deal
・ビジネス/コマーシャルDD
・オペレーショナルDD
・カーブアウト分析
・ディール実行支援
Post Deal
・統合・分離支援
・PMI、PMO支援
・バリューアップ支援
・コンサルティングファームまたはシンクタンクでの調査・分析、戦略立案 等の経験
・事業会社におけるM&A・経営企画・事業開発等に関する業務の経験
・総合商社および金融機関における事業投資経験(または準ずる経験)
事業再生・クライアントの事業再生・再編に関わる支援全般
・銀行、証券会社、投資ファンド、商社、監査法人等での企業再生、事業再生、構造改革の実務経験者
・M&Aに関する実務経験者
・会計士資格を保有し、監査業務の経験者
・金融機関で融資、審査、貸出先の再生等の業務経験者
・コンサルティングファームでの実務経験者
フォレンジック
(不正調査)
・不正調査(粉飾、贈収賄)
・会計・法務・調査分野における実務経験2年以上
(プロフェッショナルサービス/ 企業内管理部門どちらでも可)
・ フォレンジックやデータサイエンス関連分野における2年以上の実務経験
・CPA、USCPAがあれば尚可

【関連記事】
PwCアドバイザリーの中途採用、面接、採用フローに関する記事はこちら>>

FAS向けの転職エージェント

FAS向けの転職エージェント

FAS向けのおすすめ転職エージェントは以下の通りです。

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①マイナビ会計士

マイナビ会計士は、公認会計士専門の転職エージェントであり、業界専門のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれます。

FASをはじめ、公認会計士向けの非公開求人を多数保有している点に特徴があります。

私も、マイナビ会計士を利用していましたが、担当の方がFAS業界にかなり詳しく、BIG4の動向や転職マーケットの状況を含めて、かなり詳細に話を聞くことができました。

やはり、担当者の方が業界に詳しいことは重要です。

また、マイナビ会計士は、履歴書・職務経歴書の添削や、面接対策等のサポートがしっかりしており、転職初心者の方におすすめの転職エージェントです。

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②ビズリーチ

ビズリーチは、CMでもおなじみですが、ハイクラスの転職を目指す人におすすめの転職エージェントです。

幅広いハイクラスな求人がヘッドハンターから届きます。もちろんFASも含まれています。

私もビズリーチに登録していたのですが、ヘッドハンターにはBIG4 FAS出身の方や、投資銀行やPEファンド専門も方も含まれており、FAS業務やM&Aについて、かなり詳しい話を聞くことができます。

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PwCアドバイザリー(FAS)の年収と難易度を解説【平均年収1,000万円】 まとめ

PwCアドバイザリー(FAS)の年収と難易度を解説【平均年収1,000万円】

PwCアドバイザリーの年収と激務度をこの記事では紹介してきました。

PwCアドバイザリーの平均年収は998万円、平均残業時間は47.2時間/月となっています。

平均で998万円ですのでかなり高水準ですし、昇格することによりさらに年収水準が上がっていきます。

こちらを見てPwCアドバイザリーや、他のBIG4 FASに興味がわいた方は、以下のFAS向け転職エージェントで情報収集をしてみてください。現状の転職難易度は少し下がっていると思いますが、転職を成功させるためには、スキル・経験と同じぐらい情報収集が重要です。

転職エージェントに話を聞いて、M&Aマーケットや、FASの業務内容、BIG4の情報を収集してみてください。

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【ブログ】
公認会計士やFASの転職や、簿記や公認会計士の勉強について解説する簿記・ファイナンスブログを運営。
【経歴】
大学在学中に公認会計士試験に合格。BIG4 監査法人へ入社し監査業務に従事したのち、BIG4 FASへ転職してM&A業務に従事。その後、独立して継続してM&A業務に従事している。

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